
機能的認知に対するアプローチ(Multicontext Approach)のワークショップを本学で開催することが決定いたしました。
Multicontext(MC)アプローチは,Toglia先生によって開発された,「学習の般化」に関する教育心理学・認知心理学の概念に,作業療法実践と認知リハビリテーションを取り入れたアプローチです.特に,遂行機能,記憶機能や活動中のアウェアネス,そして認知方略の使用に重点を置いています.認知機能に障害のある脳卒中,頭部外傷,パーキンソン病,精神科疾患,発達障害など,幅広い疾患や分野での対象者の生活機能向上に有効性が認められています.
この度,Toglia先生をお招きして,日本で初めてのMCアプローチのワークショップを開催する運びとなりました.このワークショップでは,初日に遂行機能や記憶機能,アウェアネスを中心とした機能的認知の基礎知識と遂行分析を学び,2日目,3日目に課題やビデオ等を通じて,MCアプローチ実践のための基礎を学ぶことができます.MCアプローチでは,評価とアプローチのつながり,治療課題の設定方法,治療前後や治療中のセラピストの関わり方が詳細に示されているため,明日からの実践に役立つ知識,技術が盛沢山のワークショップです!是非,この機会にご参加ください ! !
日 時:2025年10月24日(金)~10月26日(日) 8:30~17:00
内容:10月24日(金):遂行機能,記憶,アウェアネスの分析と遂行に基づく評価
10月25日(土)~26日(日):マルチコンテクストアプローチの基礎
会 場:東京都立大学 荒川キャンパス(〒116-8551 東京都荒川区東尾久7-2-10)
参加費:55,000円(24日のみの参加は20,000円)
定 員:30名(先着順, 作業療法士の資格をお持ちの方)
講 師:Joan Toglia先生(米国作業療法士,Ph.D) *Multicontext Approachを開発された作業療法士です!

申し込みはE-mailにて( aoneasacom@yahoo.co.jp )宛に以下の内容を送付ください。
件名「マルチコンテクストアプローチ ワークショップ」
(1)お名前,ふりがな(2)ご所属,(3)経験年数,(4)主に対象とする疾患,(5)全日か初日のみか(6)E-mail(7)電話番号.
このワークショップへの問い合わせは
松原麻子(広島市立リハビリテーション病院, aoneasacom@yahoo.co.jp )まで。
会場に関するお問い合わせは
宮本礼子(東京都立大学, miyamoto@tmu.ac.jp)まで。