8月に、タイ・チェンマイ市で高齢者の作業に関する調査研究に行ってきました。
博士課程を修了した有田氏が開発したChecklist for Habitual Physical Activity(CHaPA)のタイ版を開発する目的で、日本とタイとのライフスタイルの違いについてチェンマイ大学のAunchart Kaunnil先生と共同で実施しました。
日本は、地域包括ケアシステムのようなソフト・ハードな箱をつくり、それを更新することで健康をサポートしています。一方で、タイは、システム以上にお寺を中心に多世代交流が地域に根づいている点が勉強になりました。高齢者の営みも日本とタイでは異なるため、CHaPAの枠組みを保ちつつ、どのように質問項目を変えていくのか、現在検討しています。
本研究科では、CHaPA以外にも様々な尺度を開発し、それらを海外にも運用できるよう取り組んでいます。
