日本作業科学研究会第28回学術大会(2025年9月7日)にて、本学科の山田優樹助教が「“作業バランス”はどこから来たのか 何者か どこへ行くのか」をテーマに特別講演を行いました。
作業バランスは、仕事・家事・休息・趣味・睡眠といった日常生活全体をとらえる、作業療法独自の概念です。講演では、アドルフ・マイヤーの思想に由来する作業バランスの起源から、その歴史的変遷、さらに臨床や社会実装における活用まで幅広く紹介されました。また、作業療法独自の健康指標としての可能性も示され、今後の作業療法および作業科学への発展的な示唆が得られました。
本学科では、こうした作業療法独自の知見を国内外へ発信し、研究・教育・臨床をつなぐ取り組みを進めています。今後も「その人らしい生活」を支える作業療法の発展に貢献してまいります。
