卒業研究

本学の卒業研究は、4年生前期から開始します。作業療法を中心とした保健医療福祉について、これまで学んだ中から学生さん自身がさまざまな問題や課題を提起し、研究課題として抽出します。この能力を育むために、指導教員のみならず、大学院生と共にゼミ形式で学びを深めています。研究計画段階から的確な指摘をいただけるので、より質の高い卒業研究論文が完成します。4年生は大学院生の様子を知る機会にもなり、進学の選択肢について考えるきっかけにもなっています。

卒業研究は最後に発表会を開催していますが、本学では学会さながらの雰囲気で、全学年の学生さんに参加を呼びかけて執り行っています。この機会は、将来研究発表してみよう!という学生さんの意欲を育てることにもつながっています。

卒業研究の課題例(2024年度)New!
・アイトラッカーを用いた留学生におけるキャラクターへの視線分析
・ボッチャ競技者の運動習慣の促進・阻害要因の検討—障がい者と健常者の比較—
・住環境整備における作業療法士の専門性と理学療法士との連携に対する認識調査
・作業療法学生における臨床実習期間中の作業バランスと学習成果の関連性の検討
・地域高齢者の「居場所」を構成する要素の分析 ー横断的ナラティブビューを通してー